幸せになりたかったら今すぐSNSをやめよう

今回、「幸せになりたかったら、SNSをやめた方が良い」ということを、ショーペンハウアーの「幸福について」に触れながら、哲学的な視点で書きたいと思います。

気になる方は原作を読んでみてください。漫画版の方が読みやすいです。

ショーペンハウアーて誰?

さて、ショーペンハウアーって聞いたことないですよね?私も知りませんでした。

wikiによると

アルトゥール・ショーペンハウアー(独: Arthur Schopenhauer,1788年2月22日 – 1860年9月21日)は、ドイツの哲学者。主著は『意志と表象としての世界』。

若い頃は、なかなか芽が出なかったようです。63歳で出版した世間向けの哲学書『余録と補遺』で「『何を楽しんでいるか』ではなく、何を悲しんでいるか」で人の幸福が決まる。悲しんでいることがつまらないことである人が幸福だ」という彼の哲学が多くの人の心を掴んだようです。

人間が幸福になることは難しいが、可能な限り楽しく生きる方法はある

さて、そんなショーペンハウアーですが、彼は幸福について、「人間が幸福になることは難しい」と唱えます。ただ、「可能な限り楽しく生きる方法はある」と結論付けてもいます。

私は普段、性格診断を作っているので、心理学に携わる方々とお会いすることが多いのですが、「私は学びを通して精神が発達しました。私は完璧に幸せです」という専門家やコーチ、カウンセラーを見たことがないです。

また、会社員時代はスタートアップの広報・PRをやっていたこともあり、何百億、何千億というお金を手に入れた創業社長も見てきましたが、「幸せだ」と言い切れる人を見たことがありません。そういう人たちは、ザッカバーグやジョブズと自分を比較して劣等感を抱いたり、学生時代にモテなかったコンプレックスから抜け出せなかったりします。

人間が幸福になることは難しいが、可能な限り楽しく生きる術はある」これは本質ではないでしょうか。

そして、「可能な限り楽しく生きる方法」ですが、それは

『自分が心から楽しいと思うことを見つけて、それをやる』

とショーペンハウアーは断言しています。

どんな分野でも良い。自分の特技(※)を誰にも妨げられずに発揮できることが究極の幸福。そして、幸福が自分の内側にある人間は、外部の享楽には興味がなくなる。そして、孤独になる。

※自分の特技がわからない、という人はこちらの記事をご参照ください。

そして、ショーペンハウアーは「人間は他人と合わせようとして自分の4分の3を失う。他者に惑わされるな、孤独を愛しなさい」というのです。

幸福に生きていくために重要な考え方

人間を構成する要素は、最後に以下の3つにたどり着くとショーペンハウアーは分析しています。

①その人の『人となり』
人格、人柄、個性、人間性、健康、力、美しさ、気質、徳性、知性、これらを磨くこと

②その人が持っているもの
所有物と財産

③その人の与える印象
他人からどう見られているか

この3つの中で一番の幸せはどれによるものだと思いますか?

ショーパンハウアーは「①その人の人となり(人柄)」と唱えているのです。

人柄だけは誰からも冒されない。人柄は外部による変化が加わっても一切変化せず、人生において普遍的だからです。残りの2つは、自分でコントロールしきれないのです。

また、人柄の代表的なものは「身体が健康であること」と「心の朗らかさ(楽しそうで晴れやか)」と定義しています。

書籍の中でもショーペンハウアーは「我々の幸福の9割まではもっぱら健康に基づいている。病気というものは、人間の大切なものを全て奪い取ってしまう恐ろしいもの」と言及しています。

まとめると、可能な限り楽しく生きたかったら、

・自分が心から楽しいと思うことをやる
・人間力を磨く。特に、心と身体を健康を大切にする。

ということです。

幸せになりたかったらSNSはやめて矢印を自分に向けよう

さて、ここで本題に入りたいと思うのですが、ショーペンハウアーのこの言葉をもう一度書きます。

人間は他人と合わせようとして自分の4分の3を失う。他者に惑わされるな、孤独を愛しなさい

SNSは、他者に惑わされて自分の4分の3を失うのです。

・他人の盛られた写真をみて嫉妬しする、自己肯定感が下がる。
・汚い言葉で争う。
・誰が覚醒剤で捕まった、不倫した、結婚した、自分の人生とは全く関係ないニュースやコメントで不快になる。
などなど

ネットの誹謗中傷で自殺されたという報道が後を絶ちません。

もう一度ショーペンハウアーの『可能な限り楽しく生きる方法』を書いておきます。

『自分が心から楽しいと思うことを見つけて、それをやる』

SNSに接触すればするほど、いつまで立っても矢印が自分に向きません。幸せになりたかったら、SNSとの接触は極力控えた方が良いのです。


SNSとの付き合い方の一例

さて、ここで、私なりにSNSとの付き合い方の一例を紹介しておこうと思います。

・LINEニュースは通話履歴に(設定で変更できます

・誰彼かまわずLINE交換しない。LINE交換しよう、って言われたら「やってない」か「めったにアプリを起動しない」と断る

・Instagramはやらない

・Facebookは仕事のために使うもの(Facebookメッセンジャーなど)

もしかしたら、「情弱になっちゃうかも?」って思う方もいらっしゃるかもしれません。

SNSをやっている人よりかは情報量が減ります。でも、幸福感を差し出してまで手に入れるべきか、で判断すればいいと思います。
ちなみに、私は、独立して7年目になりますが、問題なく会社を維持できていますし、自分の会社員時代より稼いでいます。
情報は、信頼できる人に直接聞く、本を読む、大元のウェブサイト(最近のコロナ関連だと厚生労働省のHPなど)などで収集しています。

ショーペンハウアーの名言

最後に、本の中で出てきたショーペンハウアーの言葉で、私が心に残った文章をまとめて終わりにしようと思います。

・死ねば苦しみから開放される、とは限らない

・他人は関係ない。もっと自分自身に意識を傾けなさい。あなたにとっての幸福はそこにある

・賢いものは自分の「人柄」を知っていて、自分のやりたいことを知っている。自分の力や限界がわかっていて、自分自身が幸せになるために何をすれば一番いいかがわかっている

・死ぬ前に自分のことを知らないということはわかってよかったな。これから自分を知る努力をするんだ

・「人となり」は運命に左右されず、われわれから奪うことができない

・孤独を愛しなさい。人間は自由を愛する。孤独でいる時のみ人間は自由になれる

・孤独に耐えられない者が社交的になり、余計な悩みを増やす。若者は孤独に耐える修行が必要だ

・幸福な人間とは、どんな形でも自分自身を賛美できる人間だ

・嫉妬心は人間が生まれつき持っているもの。そして不幸の元。この悪魔は退治しなくてはならない

・怒りや憎しみを言葉や表情に表すのは「無益」「危険」「愚か」「笑止」「低級」だ

・筋肉は適度に緊張を与えて鍛えれば強くなる。だが、神経は緊張を与えれば弱くなる。だから、神経には必要以上のストレスを与えないように注意する

・普通の人は時間をつぶすことに心を用い、才能のある人は時を利用することに注力する

・人間は若い頃に得た材料で自分を作るが、その材料を使いこなすのは歳を取ってから。だから優れた著述家が良い作品を発表するのは50歳前後のことが多い。それを若者が読んで、「生きること」を学ぶ。老人が社会の邪魔者である社会が良い社会なはずがない。人間的に成長するために、若者は老人から学ぶことがある

・人生には安全というものはない。生きていくには勇気も必要だ

・幸福の理想は「自給自足の経済」。喜びは常に自分の身体の中からわきたたせること

・一生かけて自分を知る努力をするんだ

・幸せでありたければ、自分の中にある幸せを数えれば、あなたはすぐ幸せになれる

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